日本麻雀協会 健全なる麻雀遊戯の普及・発展に貢献し、わが国の伝統文化・大衆文化の発展向上と国際親善に寄与することを目的として設立。
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競技ルール
日 本 麻 雀 協 会 競 技 ル ー ル
  マナー
    競技上、マナーは大切な要素ですので、以下のマナーは、守ること。
     
   
1 しなければならないこと。
        @ 捨牌は、6枚を標準とする。
        A 嶺上牌(リンシャンハイ)をおろす。
        B リーチ棒は、河の前に置く。
        C 親は、サイコロを卓の右隅に置く。
        D 摸打は、原則として3〜4秒以内に行う。
   
2 してはいけないこと。
        @ 先ヅモ。
イメージ写真
        A 手中に牌をもっての摸打。
        B 口三味線、口笛、放歌、腕組、足組。
        C 聞き手以外の手を卓上に上げること。(原則として)
        D 競技を遅延させるような行為。
        E 対局中は、禁煙とする。
        F 放銃者及び他の対局者の打牌に対する非難。
        G 自己の手牌の解説。
        H 他の対局者を不愉快にさせる行為。
           
  競技基本
    競技上、マナーは大切な要素ですので、以下のマナーは、守ること。
     
   
1 半荘東南戦、4人制、50分打切り。
   
2 伏せ牌、17幢(トン)積み。
   
3 サイコロは、1度振り。
   
4 1翻しばり(アガった時、1翻あればよい。)
   
5 ドラは先ドラのみ(カンドラはナシ。)
   
6 積み場は、300点。
   
7 3万点持ちの3万点返し。
   
8 ノーテン料は、場に3,000点。
   
9 リーチ料は、1,000点。
   
10 リーチ一発、ウラドラはナシ。
           
  競技するための諸規則
   
1 王牌(ワンパイ)は、常に14牌残す。
   
2 海底牌(ハイテイハイ)は、チー、ポン、カンはできない。
   
3 ドラ
        @ チー、ポン、カン、リーチ、ロン、ツモアガリを行う際は、必ず発生しなければならない。
        A ドラは、指示牌のネクスト牌とする。
        B 開け間違えた場合は、その灰を正しい位置に置き換える
   
4 競技動作
        @ 先ヅモ。
        A 発声は、動作よりも優先する。
        B チー及びポン(カン)の優先順位は、発声順位とする
        C ロンは、チー、ポン、カンに優先する
          但し、ロンの発声がない場合、又は著しく発声が遅れた場合はその限りではない。
        D チー、ポン、カンは、フーロ牌を明示してから行う。
        E ツモとは、ツモ牌に指が触れた時をいい、指が触れた後は、ロン、チー、ポン、カンはできない。
        F 打牌者の指頭が捨牌からはなれるまで、ツモってはならない。
        G 打牌とは、捨牌が河に接地した時をいう。
        H 打牌の取り戻しはできない。
   
5 槓(カン)
        @ 暗槓(アンカン)は、槍槓(チャンカン)できない。
          但し、国士無双は例外として暗槓の槍槓を認める。
        A 明槓(ミンカン)の嶺上開花(リンシャンカイホウ)は、槓をさせた者の責任払いとする。
        B リーチ後の暗槓は任意であるが、ツモった牌が暗刻の牌と同一であり、かつ聴牌(テンパイ)の形
   及び門子(メンツ)構成が変わらない時に限る。
   
6 振聴(フリテン
        @ フリテンは、ツモアガリ以外は認めない。
        A フリテンリーチは、認める
        B リーチ宣言をしていない時にアガリを見逃した場合は、同一巡内のロンアガリはできない。
          一巡とは、自分の摸打を経過した事をいう。
        C リーチ後のアガリは選択できるが、見逃した後は、フリテン扱いとする。
   
7 立直(リーチ)
        @ メンゼンの時に限り、リーチと宣言することができる。
        A リーチは、リーチの発声及びリーチ宣言牌の横向があって有効とし、リーチ料は1,000点とする。
        B ツモのないリーチはかけられない。
        C リーチ成立後の取消は下家の打牌前まではできる。
        D リーチは、流局の際、手牌を必ず公開し、ノーテンリーチは、チョンボとする。
        E リーチ料は、その局のアガった者が取得するが、アガった者がいない場合は、供託となり次局の
   アガった者が取得する。
        F 四人リーチは、流局とする。
        G 最終局が流局となった場合は、リーチ料は、供託扱いとする。
   
8 連荘(レンチャン)と流局(リュウキョク)
        @ 親のノーテンは、親流れ。最終局の場合も親がノーテンの場合は、親流れとなり、競技は終了する。
        A 親の連荘は、何回でも可能だが、時間が決められている。
        B 九種公九牌倒牌(純粋はツモ順を経て発生)。 四風子連打(純粋な第一巡内)。複数による四槓子は、
   全て流局とし、親の連荘の一本場となる。
        D 九種公九牌倒牌と四風子連打は、ダブルリーチに優先しリーチ料は供託となる。
           
  罰則のいろいろ
   
1 包(パオ)
        @ 二フーロ又は三フーロしている者に、更に牌を打って、フーロさせ役満貫を確定させた場合に適用する。
        A ツモアガった場合は、包を打った者の一人払いとし、ロンアガリの場合は、包を打った者と放銃者との
   均等払い(積み場は、放銃者の負担)とする。
        B 包は、次の役満貫に適用する。
         大三元・・・3種類の三元牌をポンさせた時。
         四喜和・・・4種類の風牌をポンさせた時。
         字一食・・・4種類目の字牌をポンさせた時。
         緑一食・・・4組目の門子をフーロさせた時。
         清老頭・・・4種類目の老頭牌をポンさせた時。
         四槓子・・・三槓子完成者に生牌を明槓させた時。
   
2 錯 和(ツオホウ)・・・チョンボ
        @ チョンボが発生した場合は、その局は無勝負とし、やり直するものとする。(積み場は必要ない。)
        A チョンボ者は、協議終了後、順位確定後に得点から12ポイント減点する。
        B チョンボは、次の場合に適用する。
         ア.アガリを宣言して他家が確認しないうちに手牌を崩してアガリを不明にした場合。
         イ.ノーテンリーチ
         ウ.誤ったアガリの宣言
         エ.ロンポン
   
3 錯行為(ツオコウイ)
        @ 次の場合は、アガリ放棄の上、その局内のチー、ポン、カンはできない。
         ア.誤チー、誤ポン、誤カン。
         イ.多牌、少牌。
         ウ.他家の手牌をのぞいたり、王牌をあけてみた場合。
         エ.故意の手牌の一部又は全部公開。
         オ.間違ったツモをして、ゲームの進行を妨げた場合。
         カ.ポンロン
        A 空チー、空ポン、空カンは、1,000点を供託して、競技を続行する。
        B 故意・過失にかかわらず、他家から指摘をうけた見せ牌の現物牌では、ロンアガリできない。
        C 開門の場所を間違えた場合は、その局をやり直す。但し、親の第一打牌終了後は、そのまま続行する。
   
6 振聴(フリテン
        @ フリテンは、ツモアガリ以外は認めない。
        A フリテンリーチは、認める
        B リーチ宣言をしていない時にアガリを見逃した場合は、同一巡内のロンアガリはできない。
          一巡とは、自分の摸打を経過した事をいう。
        C リーチ後のアガリは選択できるが、見逃した後は、フリテン扱いとする。
           
  和了と得点
   
1 アガリ者は、一局一人とする。
        同時に、二人以上のアガリがあった場合は、放銃者より順に上位者のアガリとなる。(上家優先)
   

2 アガった者は、ロン、又はツモと明確に宣言したうえで、アガリ牌を明示し、次に手牌を整理して他家に
  確認させなければならない。

        ツモアガリの際は、アガリ灰を手牌の中に入れてはならない。
   
3 ツモアガリの時は、他の三人が各自の分を支払い、ロンアガリの時は、放銃者の支払いとする。
   
4 アガった者は、自ら点数の申告を行い、次局に移った後は計算と点棒授受の訂正はできない。
   
5 和了点
        @ 副底 20符。
        A 門前清ロンアガリは副底に10符加算。
        B ツモ符 2符。(嶺上開花の時は認めない。)
        C 辺張、嵌張、単張・・・ロンアガリは2符 ツモアガリは4符
        D 組み合わせによる和了点
       
 
 
中張牌
老頭牌
一翻牌
連風牌
刻 子
明 刻
2
4
4
4
暗 刻
4
8
8
8
槓 子
明 槓
8
16
16
16
暗 槓
16
32
32
32
対 子
0
0
2
4
        E 満貫は、40符6翻以上とする。
          8符以上は5割増、10翻以上は倍満、13本以上は3倍満
          役満貫は4倍満(ダブル役満貰及び数え役満貫は採用しない。)
         
  和了約
    ※印は、喰い下がり1翻となる。
    1 翻役  門前清自摸、平和(門前清に限る)、断公九一盃口(門前清に限る)、翻牌、槍槓、嶺上開花立直、
       海底摸月、河底撈魚
    2 翻役  ダブル立直(他家に、チー、ポン、カンのない第一巡内のリーチ)
      小三元、三槓子、対々和、七対子、連風牌
      ※三色同順、※一気通貫、※混全帯公
    3 翻役  二盃口(門前清に限る)、三色同刻、混老頭
      ※混一色、※純正全帯公、※三暗刻
    6 翻役  ※清一色
    倍 満   人 和(チー、ポン、カンのない第一巡内の打牌によるロンアガリ)
      複合する役はとらないが、アガリ役が13翻以上のときは、高めをもって精算する。
    役満貫   天 和(親の第一ツモによるアガリ)
           地 和(チー、ポン、カンのない子の第一ツモによるアガリ)
           大三元、四暗刻、清老頭、国士無双、四槓子
           四喜和(小四喜も認める)
           九連宝燈(準正も認める)
           字一色(七対子も認める)
           緑一色(緑発は、あってもなくてもよい)
     
  収支
   
1 3万点持ちの3万点返しとして、手点を1ポイントに換算して記録する。
   

2 得点順に順位点をつける。

       
 
1位
2位
3位
4位
一人プラス
+12.0
△2.0
△4.0
△6.0
二人プラス
+8.0
+4.0
△4.0
△8.0
三人プラス
+6.0
+4.0
+2.0
△12.0
       
※ 得点が、同点の場合は、その順位点を均等に按分する。
         
  付則と特約
   
1 流局時のテンパイは、どんな形でもよい。(アガリ牌がなくてもよい。)
   

2 ツモ平和を採用する。(但し、20符計算とする)

   
3 流し満貫は、認めない。
   
4 現物牌の喰い直しは認めないが、喰いかえは認める。
   
5 喰い断公平和は、30符として扱う。
   
6 七対子のアガリ点は、子1,600点、親2,400点とし複合役を認める。
         
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